古くから琉球王府での歓待料理だけでなく一般庶民にもおなじみの食材として民家の庭先に植えられていたクワンソウは、伝統的に食されて来た地域固有の野菜として「おきなわ伝統的農産物」に指定されています。
クワンソウならではの食の楽しみは主に汁物や天ぷら(フリット)などで表現されてきましたが次々にバリエーション豊かな調理法が開発されています。その中から特に人気の高いクワンソウを使用したお料理とレシピをご紹介します。

クワンソウ粉末入りサーターアンダギー
クワンソウ粉末入りサーターアンダギー作り方
材料
- 市販のサーターアンダギーのもと(1袋)
- 卵(Lサイズ4個)
- クワンソウ粉末(25g)
作り方
- 卵とクワンソウ粉末を混ぜ合わせます。
- サーターアンダギーミックスを加え、さらに混ぜ合わせ30分ほどねかせます。
- 170℃の油でこんがり揚げれば出来上がりです。

クワンソウ彩りカップ寿し
クワンソウ彩りカップ寿し作り方
材料
- クワンソウ茎(100g)
- クワンソウ花 (100g)
- クワンソウ花ジュレ(お好みで)
- 今帰仁産エリンギ(2本)
- 酢飯(適量)
作り方
- エリンギをバターで炒めます。
- クワンソウ茎・花を食べやすい大きさにカットし、沸騰したお湯で1分ほど湯がきます。
- 好みで具材、酢飯の順番に盛っていけば出来上がりです。
- ※クワンソウ花は自家製漬物を使用しています。

クワンソウの白和え
クワンソウの白和えの作り方
材料
- クワンソウ茎(100g)
- 豆腐(半分)
- ツナ缶(1缶)
- ごまドレッシング(お好みで)
作り方
- クワンソウ茎を5ミリぐらいの幅で斜めにカットしていきます。
- 沸騰したお湯に塩を少々と、カットしたクワンソウ茎を入れ、2分したらお湯切りします。
- ボウルへクワンソウ茎と豆腐、ツナを混ぜ合わせ、お好みのドレッシングをかければ出来上がりです。

クワンソウのチムシンジ(肝煎じ)
クワンソウのチムシンジ(肝煎じ)の作り方
材料
- 豚の赤肉(200g)・豚のレバー(100g)
- ジャガイモ(4個)・玉葱(3個)
- 人参(2本)
- 黄色人参(1本)
- 椎茸(6個)
- クワンソウ茎(100g)
- a.味噌(お好みで)
- b.醤油(小さじ2)
- c.にんにく(少々)
- d.生姜(少々)
作り方
- 具材を食べやすい大きさにカットします。
- 鍋に水と具材を入れて強火で煮立ったら弱火に。
- 灰汁を取り火が通ればa.~d.を入れて出来上がりです。

クワンソウ入り“ひらやーちー”
クワンソウ入り“ひらやーちー”
材料
- 小麦粉(3カップ)
- ニラまたはネギ(適量)・卵(2個)
- クワンソウ花(適量)
- 塩(少々)・油(適量)
- だし汁(2カップ)・醤油またはソース(お好みで)
作り方
- ボウルに具材を混ぜ合わせ、だし汁の量を調整しておこのみ焼きくらいの生地にします。
- 熱したフライパンに油をひき、両面をしっかり焼きます。
- 食べやすい大きさにカットしたら、醤油やソースを添えてお召し上がりください。

クワンソウ花ゼリー
クワンソウ花ゼリーの作り方
材料
- クワンソウ花(200g)
- パッションフルーツ(適量)
- ゼラチン(5g)
- お湯(50ml)
- 蜂蜜(適量)
作り方
- 湯がいたクワンソウ花をカットします。
- お湯で溶かしたゼラチンにはちみつ、パッションフルーツとクワンソウ花を混ぜ合わせます。
- グラスに注いで冷蔵庫で冷やせば出来上がりです。